■5月の取引結果まとめと5月末NY終値時点のドル円・クロス円テクニカル分析■ドル円長期テクニカルは今月も下向き継続!来週は豪/NZ/英/欧政策金利発表&雇用統計!

昨日は結局ドル円もユーロドルもテクニカル的に大きな変化なく推移し
中期的トレンドにおける重要な攻防は来週に持ち越しとなりました。

個人的にも注目してホールドしていたユーロドルはそのまま持ち越し。
もう少し材料が欲しい状況かなと感じています。

またドル円相場の長期テクニカルは昨日のNY終値で確定。
5月も下向き継続ではあるものの幾分戻してきていますので
来月は長期的トレンドの中の位置関係も重要となりそうです。

※昨日確定した5月末時点の長期的トレンドについては
 記事の後半でチャートをつけて解説します。

さて、来週から6月に入るわけですが、1週目から重要イベント目白押し。
豪RBA、RBNZ、英BOE、欧ECBの政策金利発表とトリシェ総裁記者会見、
そして週末には米国とカナダの雇用統計を控えており材料は十分。

そのほかにも米・ISM製造業/非製造業景況指数やドイツの鉱工業生産など
相場の変動要因として材料視されそうな指標も多く控えていますので
ドルストレート(特にユーロドル、ドル円)のテクニカル変化が焦点になると思います。

ですのでまずは週末のうちに現在のテクニカル状況や
通貨間の力関係がどのような状態になっているのかを復習し、
自分の資金管理を再チェックして自分の中のリスク要因を減らしておきたいですね。

木曜NY終値から金曜NY終値までの通貨間の力関係は
最も強いのがスイスフラン、続いてユーロ/ポンド/NZがほぼ同等、
さらにドル/円/豪ドルが続き、最も弱かったのはカナダドルという状況。

通貨間の力関係を意識するのは面倒に思えるかもしれませんが、
一度慣れてしまうと相場のなかでどの通貨が最も勢いがあるのか
ということが感覚的につかめるようになってきますし、
これを感じることで低リスクの通貨ペアが見分けやすくなります。

ですので出来れば毎日通貨間の力関係を意識するようにして
日々少しずつ感覚を磨いていくと良いと思います。

簡単なのはドル円、ユーロ円、ユーロドル、ポンドドル、ポンド円、ユーロポンド、
とこれら6つの通貨ペアをじっくり見る訓練をすると良いですね。
私もこの6つから始めてだんだん広げていって、うまくいきました。


さて昨日の取引ですが、、メルマガで書いたようにユーロドルは持ち越し。
寝る前に決済するか迷った挙句売値と同値にストップ設定を入れておいたのですが
結局ホールドする形になっています。

ある程度伸ばせるかどうかを伺うようなポジションですので
今回はもう少し粘ってテクニカル状況を見てみる予定。

というわけで昨日は新規・決済とも取引はありませんでしたので
今日はまず金曜NY終値時点のドル円短期・・中期テクニカルの状況を。
そして昨日確定した5月末時点の長期テクニカル状況とチャート、
最後にクロス円短期・中期テクニカルの順で書いていきます。


■今日の目次---------------------------------
・ドル円短期・中期テクニカルと上下の重要節目
・ドル円長期テクニカル状況(5月末終値で確定したもの)
・5月の取引結果とまとめ
・クロス円短期・中期テクニカルと来週のポイント
---------------------------------------------


まず金曜NY終値時点でのドル円相場テクニカル状況ですが、
先ほど書いたようにほとんどテクニカル的に変化がありませんでしたので
短期的トレンド、中期的トレンドは上向きで堅調な状態をキープしています。

金曜NY終値時点の重要節目はこれまでと同様の認識で、
上方向の第一目処が105.80付近、第二目処が106.30付近と認識。

結局昨日も105円後半で上値を押さえつけられた格好になっているため
来週もまずは105円後半のラインでの攻防が最初の焦点となります。

106円台は今年2月につけてからまだ到達していないゾーンであり
5月は結局105円後半で上値を抑えられ続けたという状況ですので
もし何度か上値トライを繰り返した挙句越えられないとなると
悪い(言い方を変えればテクニカル的に綺麗な)状況になる可能性も。

逆に105円後半を明確に越えて、NY終値レベルでもキープできるようになると
2月上旬につけた106.70付近まで一気に見えてくる形になります。

一方下方向の節目もこれまでと認識を変えておらず104.60付近を第一目処、
104.00付近を第二目処、103.50付近を第三目処として認識しています。

来週は前述のように豪/NZ/英/欧の政策金利発表や
米国の重要指標、特に雇用統計を控えていますので
材料としては十分すぎるほどの一週間となります。

ですので現在のテクニカル状況が変化する可能性は非常に高く
雇用統計等では値幅を伴う変動が出る可能性があるため
週末のうちに資金管理は万全にしておきたいところ。

材料が多いということは、資金管理が万全にできていて
分析と上下両方のシミュレーションさえしっかり出来ていれば
全てがチャンスにつながるともいえますので、なるべく週末のうちに
できることを全部やっておくと良いと思います。

相場は誰に対しても同じように動くわけで、チャンスも平等。
それをいかすか殺すかは自分次第と言えますので。


■5月末NY終値で確定した長期的テクニカルの状況

続いて昨日確定した長期的トレンドと現在の位置関係について。
今週に入った時点でほぼ下向きが確定している状況でしたが
一応昨日のNY終値時点で下向きが確定しています。



※チャートの見方など長期テクニカルに関しての過去記事は
8月末の記事
9月末の記事
10月末の記事
11月末の記事
12月末の記事
1月末の記事
2月末の記事
3月末の記事
4月末の記事


5月も1ヶ月の動きとしては陽線となっていて、堅調な動きだったといえますが
長期的トレンドの中においてはまだマイナス2シグマとマイナス1シグマの間。

来月はまずマイナス1シグマ付近を明確に越えていくかがポイントとなりますが
センターラインに近づくにつれて、「上方向への転換期待」とともに
「売りの急所」に近づくとも言えます。

特に中期的トレンドをベースにして取引するようなタイプの方であれば

「長期が上に転換かどうかという攻防に入る」=「一旦利食いするのに絶好の場所」

という考え方になると思いますので、来月もし上方向へと推移が続いた場合、
大きなトレンドの中で自分はどう行動するか、という点を明確にしておくと良いでしょう。

逆に「転換かどうかの攻防に入る」=「新規で逆張りショート」はすこぶる危険。

いくら長期が下を向いていて大きな壁に達したとしても
そこでの攻防の結果上向きに転換すれば、底でショートすることになるため
よほど余裕がある資金管理が出来ていてもあまりオススメできません。

またチャート画像にも書いているように一度長期的トレンドが転換すると、
過去のデータから見ても比較的長い期間継続する傾向にありますので、
今後も取引する際には

「大きなトレンドはどうなっているか」
「そのなかで中期的トレンドはどうなっているか」
「そして今日の短期的トレンドはどうなっているか」

を考えた上で、「では【今】自分はどのような投資行動に出るか」という順序で
必ず「値幅」と「時間」の縦横軸を使って考えていくと良いと思います。
安易に長期が下だからといって何でもショートというのは無理がありますので。


ついつい「値幅」に意識がいってしまいますが、その値は短期的に現実的なのか、
中期的に見てどうなのか、長期的には?と分析結果と照らし合わせると
どう考えても合理的ではない値を目標にしてしまっていることなどもあります。
(私も2002年はこれと資金管理の未熟さで大負けしたので)

ですので自分はどの「期間」で取引を完結させようと思っているのか
といった横軸も必ずセットにしておくと、分析・取引ともに幅が広がると思います。

上記のことから来週のドル円に対する基本戦略は

・短期・中期が上方向で揃っている間はロングで順張り+小値幅+当日決済
 この場合も下落を待ち構えるのではなく、一旦下落をやり過ごした上で
 テクニカルが変化せずに再び上昇してきたところを順張りロング。
・短期がフラットか下に転換すれば様子見へ戦略変更
・短期・中期が下方向で揃った場合はショート中心の戦略へ
・いずれの場合も逆張りではなく順張りで当日決済を中心に

という方針で臨む予定。

105円半ばから後半の推移で買いを入れるのは抵抗がありますので
基本的には短期・中期のテクニカル状況が変わらずに少し下落したら
その下落を一旦やり過ごしておき、再び戻ってきたら順張りロング。

または106円台に明確に乗せてNY終値でもキープできるようになり、
さらに短期・中期のトレンドが上をキープしていれば順張りロング
という戦略が最も低リスクかと考えています。


■5月の取引結果とまとめ

続いて5月の取引結果まとめです。5月の結果は以下のようになりました。

■5月の確定済み利益額
+141,976円

■現在のポジ
USD/JPY 122.30 LONG*3
USD/JPY 121.10 LONG*3
USD/JPY 118.38 LONG*4
EUR/USD 1.5595 SHORT*3

5月もこれまでと同じく特に大きな利益を出した取引はありませんでしたが
30銭前後の利確を中心にした日々のデイトレで利益を積み上げられたかと思います。
またドル円に関しては短期・中期が揃った際のみ順張りロングという取引を心がけ
一ヶ月通して基本戦略どおりの取引を低レバで実行できました。

今月も本業がかなり忙しかったこともあって利益額としては少ないのですが
このあたりは年間通してトータルで考えていけば良いと思っていますので
多少の波があるのは仕方ないかなと考えています。

5月もレバレッジは一度も3倍を越えることはありませんでしたので
6月も現在のような基本戦略を続けながら、時々ユーロドルやポンドドル、
そして本業の忙しさ次第では昨年良くやっていたポンド円等も取り入れて
小さい利益をコツコツ積み上げていければと思っています。

※私の塩漬けポジに関しては「新しい検証をする」と書いたとおり
 明確な根拠と資金管理に基づいて塩漬けしているものですので
 決して安易に真似することのないようにしてください。

 現時点では約130万ほどの含み損をまだ抱えていますが、
 保有期間9ヶ月の間、短期の高回転取引で出した確定利益は3,890,331円と
 含み損分を大きく上回っていますので現時点では一応の成果は出ています。

※新しい検証について→該当過去記事(下のほうです)




■金曜NY終値時点のクロス円相場テクニカル状況

・ユーロ円短期=フラットからやや上向きで変化なし。
・ユーロ円中期=上向き継続。堅調に推移。
・ポンド円短期=上向き継続。堅調に推移。
・ポンド円中期=上向き継続。堅調に推移。
・スイス円短期=下向きからフラットに戻している。
・スイス円中期=フラット継続。上の抵抗帯を抜けている。
・カナダ円短期=上向きからフラットに変化。
・カナダ円中期=上向き継続。堅調に推移。
・豪ドル円短期=上向きも少し勢いが弱め。
・豪ドル円中期=上向き継続。堅調に推移。
・NZドル円短期=上向き継続。堅調に推移。
・NZドル円中期=上向き継続。

金曜NY終値時点のクロス円相場は昨日とほとんど変化はありません。
短期は前述の力関係によって多少変化しているものの中期は変わらず。

来週は豪RBA、RBNZ、英BOE、欧ECBの政策金利発表のほか
週末にはカナダの雇用統計も控えていますのでクロス円の材料も十分。

基本的にはドルストレートとクロス円を合わせて見ておき
通貨間の力関係を把握しておくと取引しやすいと思いますが
材料が非常に多いため、ある程度範囲を絞っておくと良いと思います。

個人的にはドル円、ユーロドルの取引優先度を上げている状態ですので
ドル円、ユーロドル、ユーロ円、そして次に優先度が高いのが欧州系なので
ポンドをからめて6通貨ペア、さらに時間があればスイスを追加という形で
分析とシミュレーションを行う予定です。

メルマガで書いている欧州系ドルストレートでは、ドルスイのテクニカルが明確なので
場合によってはドルスイとドル円のような形で見ていくのも面白いかと思います。


基本戦略としてはドル円と同様に、短期・中期が揃っている通貨を中心に
当日決済+順張り+小さい値幅という組み立て方をすると低リスクですし、
もし自信がない場合は様子見という選択肢を常に持っておくこと。

特にユーロ、ポンド、カナダ等クロス円は変動幅が大きいため
短期的な動きが大きくなったり乱高下する可能性もありますが、
事前にしっかりと資金管理に余裕を持たせておいたり、
シミュレーションを上下に綿密にしておくことで、
乱高下で慌てるようなことはなくなります。


ですので各通貨とも取引する前に必ず自分の資金管理を万全にすること。
そしてそれが出来たら次に上下両方にシミュレーションをしておくこと。
そのシミュレーションにおける根拠は何なのかを明確にしておくこと。

これらを行っておけば短期的なチャートに惑わされずにすみますし、
仮に取引がシミュレーションどおりにいかなかったとしても
様々な数値的根拠や自分の考えを明確にして取引しているので
この失敗が必ず次にいかされます。

またユーロ、ポンド、カナダ等は、値幅が大きいということは、
遅れても小さい値幅の短期取引はしやすいということになります。
逆張りに慣れている人は動きについていくというのが非常に怖いと思いますが
順張りはポジションテイクと同時に含み益が出始めることが多い低リスクな方法です。

つい社会に出ているとモノを安く買って高く売る、という商売上当たり前のことが
感覚として残ってしまっているかもしれませんが、高く買ってもっと高く売る、
というイメージでやってみるのも良いかもしれませんね。

私も最初の2年ぐらいは逆張りばかりでしたが、順張りや逆指値と取り入れてから
成績の安定感がぐっと増しましたので、こちらも慣らしていくと良いと思います。
そして値幅の大きい通貨では欲張らず小さい値幅を目標にするのもコツかと思います。

チャンスを逃したと思っても必ず同じような相場はまためぐってきますので
焦らずに分析だけにとどめたり、自分の資金管理を見直すということに
時間を使うように意識すると良いと思います。

※毎回最後に書いていた資金管理・分析方法に関する記事は別記事にまとめました
→過去の円高から学んだこと - 6年間のFX失敗体験談とその後の修正談


また日々のメルマガで節目や戦略については書いていく予定。
明日の記事では来週の重要指標と戦略をおさらいします。

それでは、今週もお疲れ様でした!

2008-05-31 : 月別FX取引結果・長期トレンド : topへ戻る
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