20
2014

■スプレッド縮小の落とし穴■FX業者のスプレッド縮小のメリット・デメリット

■スプレッド縮小で気をつけるべきこと

昨今FX業者間の競争も激しくなったため、スプレッド縮小競争が続いています。
変動前提えdのスプレッド0等を始めとして固定でも1や2は当たり前。
僕が取引を始めた2002年はドル円が5銭で普通という状況でしたので
そのころから考えるとFX業界も随分変わったなぁと感慨深いところもあります。

通常、取引にかかるコストが下がることは歓迎すべきことですし
全く同じ取引をした場合コスト分がそのまま利益に変わりますので
「スプレッド縮小」はトレーダーにとって嬉しいことです。

しかし「スプレッド縮小」という甘い響きの中には、
危険な要素も含まれているということに気をつけておかねばなりません。


先に結論から書くと



自分のトレードを磨く機会を失う可能性があること

目先のコスト・利益にばかり気にしてしまって、
トータルで考えた「資産運用」に目がいかない可能性があること


この2点が気をつけるべき大きなポイントです。

これらは僕も個人的に陥った経験があり非常に痛い思いをしています。
現在はある程度トレード方法が固まってリスクの高い取引をしなくなりましたが
2002年、2003年ごろはまだ危ういトレードもありました。

そしてそんな当時でも「スプレッド縮小」はあったわけです。
そのとき考えたのは

・同じ取引でも少しだけ利益があがるのは嬉しい!
・レバレッジを上げて数秒から数分で抜いてやればいい


などといったことで、今から考えると情けないなぁということばかり。
スプレッドが縮小されれば確かに数秒で何銭か抜くことは可能です。

ただし上記のような考えを持ってしまうこと自体が非常に危険。
数秒で抜こうとすると相場状況や分析をちゃんとせずにエントリーしたり、
危険があると半分わかっていてもレバを高くして突っ込んでしまうなど
「投資」ではなくてただの「ギャンブル」になりかねません。

さらに厄介なのが、何度かこういう取引で成功したとき。
「ほら、うまくいった!やっぱりこの方法はイケる!」
などと調子に乗ってさらにレバを上げてまた成功。
味をしめてレバを上げていったころに、たった一度の失敗で大損失

という危険もあるわけですね。


個人的には「痛い思いをしたほうが本気になる」と考えるほうなので、
そういう失敗も良い経験かなとも思ったりするところもあるのですが、
その一時の失敗よりもそういう取引方法に目がいってしまった結果
①自分のトレードを磨く機会を逸してしまうことが最も怖いことかなと思います。

日々安定して勝ち、それを長期的に続けるために必要なことは
ちゃんと相場を分析して低リスクな時を判断したり、
どの通貨が今の相場で低リスクなのかを考えたり、
相場に存在する色々なクセや特徴を捉えたりすること。


■「短期・中期トレンド」「力関係」の分析方法に関する過去記事
【取引したら逆に動く】典型的負けパターンしてませんか?】負けない短期トレンド抽出法
【円高・円安を事前予想・低リスク通貨判別】勝率UP直結の【通貨間力関係活用法】


一つ一つのトレードを大事にしていくことや
日々ノートをつけたりして反省していくこと、
常に相場のクセや特徴・リスクの大小を考えて
チャートを見ていくという作業はとても大事です。

そしてこういった地道な作業や意識を変えていくことでトレードが磨かれ、
結果的には長期間にわたって勝ち続ける(負けない)トレードが身につくのです。

しかしスプレッド縮小で上記のように短絡的なことを考えてしまった場合
この作業をする機会を逸してしまうことになりかねません。

まあ偶然最初のほうだけうまく利益を抜くことはできるかもしれません。
しかしそんな取引をしていてはいつまでたっても安定して勝つことはできず、
それはつまり長期的に考えて遠回りをしていることになってしまうわけですね。


業者側からすれば自分の会社で取引してくれて
その回数が増えれば増えるほど自社の利益が出るわけですから
「スプレッド少ないよ!」「コスト安いよ!」というのは
客を集めやすい要素だということも知っておくと良いでしょう。


今しっかり利益が出せている方であればもうこの辺は押さえていると思いますが
業者を変更する際に「自分はどのような取引スタイルで出しているのか」
「スプレッドが変わればどの程度利益額が変わるのか」という点を考えて、
「スプレッドによる利点」が「スプレッド縮小によるデメリット」
をしっかり上回ると言い切れるようになってから、そういう業者を使う、
という考え方をされると、長い目線で資産運用をしても効果が感じられると思います。

長くなりましたが、個人的に痛い思いをした実体験を踏まえて
スプレッド一つで色々気をつけたほうが良いかなということを書きました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

0 Comments

Leave a comment