FOMC政策金利発表でテクニカル変化は!?

いよいよFOMCの政策金利発表ですね。市場では利下げと見られているようで
利下げ幅は0.25。大きい場合は0.5という見方もあるようです。
「金利が下がればドルも下がる」とイメージしやすいですが、
実際はそれほど単純なものではありません。

特に最近の市場では株式市場と非常に連動性が高いですから注意が必要。
利下げの場合(特に0.5)でも株式市場はそれを好感して上がることもありますし
そうなると短期的にドルが買われる可能性もあります。

通貨間のバランスにおいては「金利差」が材料の一つとしてメジャーですが
最近の株式市場との連動性を見ているだけに、あまり短絡的に判断せず
金利差、株式市場の反応それぞれを総合的に見ていきたいところです。


FOMCの金利発表は夜中ですが、中長期目線で最も重要なイベントだけに
事前にポジションの整理やストップ、リミット等の設定は確実にしたいところ。

特に発表と同時に出る声明から「今後さらに利下げの可能性があるのか
という点には注目しておいても良いと思います。

さらに今日は重要指標も目白押し。夕方の英・消費者物価指数や
独・ZEW景況感調査、そして米指標は生産者物価指数に対米証券投資
の発表が。

ドル円のテクニカルは日本時間の11時現在ほぼフラットで方向感がありません。
中期・長期はともに下向きのままですので、今日のFOMC政策金利発表で
発表後の動きがどのようになるかという点はテクニカル面でも重要です。

ネガティブな方向に市場が捉えれば、以前書いた長期目線での懸念が
いよいよ本格化してくる可能性もあるので目が離せませんね。

さて、昨日のトレードはメルマガに書いたものだけで終わり、
いつもより控えめを心がけました。まずはその取引から書いていきます。

昨日の取引はメルマガを発行したあたりから相場が動いたために
ドル円、ポンド円両方をすぐに決済。ポンドに関しては現在も下げていますが、
両ポジとも短期の高回転と考えていたため取引当初の決済戦略に従った形です。

ほとんど値幅は取れませんでしたが、FOMC前ということもあるので
せいぜいこのぐらいかなと思っています。

■昨日の取引
USD/JPY 115.13 SHORT*2 →114.91決済(成行→成行)
GBP/JPY 230.20 SHORT*2 →229.79決済(逆指値→成行)
+12,600円

■現在のポジ
USD/JPY 122.30 LONG*3
USD/JPY 121.10 LONG*3
USD/JPY 118.38 LONG*4
USD/JPY 117.25 LONG*3
EUR/USD 1.3858 LONG*3
EUR/USD 1.3861 LONG*1

■今月の確定済み利益額
+226,727円


さて今日の相場に対はFOMCの政策金利発表をにらみながら
夜寝る前までは短期の高回転取引で少し取れればと思っています。

指標も重要なものが並んでいますので、ヨーロッパ勢参入後からは
ドル軸、ユーロ軸、ポンド軸の3軸とクロス円という見方をしながら
バランスが崩れた際には短期で30-50銭程度の値幅を狙う予定。

また現在保有中のユーロドルに関しては、FOMC前に決済するか考え中で
一旦決済後に再度逆指値設定も良いかと考えています。

ドル円のテクニカルを見てみると短期的には方向感が無くなっており
昨日の安値付近を明確に割るかどうかに注目です。メルマガでは書きましたが
114円半ば付近は短期的テクニカルが下方向に転換するかどうか
というテクニカル上のポイントですので、仮に昨日安値を割って
そのまま続落するようであれば短期~長期までテクニカルは全て下向きに。

その際はまず114.00-113.70付近を第一目処、112円半ばを第二目処として
成行中心でチャンスを伺うのが良いと思います。(数値はNY終値ベース)
通常時であればドル円の1日の値幅を考えても113円台がせいぜいですが、
FOMC後の相場は通常時よりも動く可能性もありますので
念のため頭に入れておくと良いかと思います。

中期的には先月安値の111.60付近がテクニカル上重要なポイントなので
今月中にここを割ってくると取引戦略を調整する必要があるかもしれませんね。

一方上方向に関しては115円台から116円後半あたりが抵抗帯となっており
ここを上抜けてくるまで中期的テクニカルは変わらなさそうですので
新規でロング方向に行く際には少ない値幅の取引を心がけつつ
いつでも決済できるようトレーリングストップ等をつけたいところです。

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