同設定比較検証結果追記!iサイクル注文・サイクル注文・トラリピはどう違う?

初回公開日:2014年10月25日
最終更新日:2017年1月21日

2014年10月、外為オンラインからリリースされた新たな発注機能、
それがiサイクル注文そしてサイクル注文です。

gaitameonline20160125.jpg


http://www.gaitameonline.com/icycle/index.html

サイクル注文、iサイクル注文はトラリピとどう違うの?
という質問が多く来たことからリリース直後に書いたこの記事ですが、
その後設定の研究と同じ設定での比較検証をした結果驚くほどの差が出ました

今回は同設定での比較検証結果からの考察も追記として加え、
トラリピとiサイクル注文の違い、iサイクル注文とサイクル注文の違い、
検証結果を踏まえたそれぞれのメリット、デメリットなどを比較してみます。

【目次】
1 トラリピとiサイクル注文の違いとは?
  1.1 トラリピの仕組み
  1.2 iサイクル注文の仕組み
2 iサイクル注文とサイクル注文の違いとは?
3 トラリピ、iサイクル注文、サイクル注文のメリットデメリットを比較
  3.1 注文の自由度
  3.2 安全性の高さ
  3.3 コストの安さ
4 最後に「同設定での比較検証結果と考察」


1 トラリピとiサイクル注文の違いとは?

トラリピはFX業界において有名なリピート注文手法であり、
自分が設定した枚数、値幅で新規と決済を繰り返す投資手法です。

自分も2010年6月から現在まで運用して実践検証していますが、
設定の研究や検証もした結果、今では毎月10万円以上をコンスタントに、
かつ安全性を保ったまま稼いでくれる運用の土台
となっています。

運用の土台

そこに新たに2014年10月、iサイクル注文がリリースされました。
トラリピと似たようで違う仕組み。どこが違うのかを比較してみましょう。
まずはトラリピの仕組み、iサイクル注文の仕組みそれぞれを確認します。



 1.1 トラリピの仕組み

 トラリピの仕組みは非常に単純。指値での新規注文とその決済を繰り返すだけ。
 それを自動化してしまおうというのがトラップ・リピート・イフダン、略してトラリピです。

 まずイフダンを簡単におさらいすると、このような流れになります。
 もし~が成立したら(IF)~の決済注文が有効に(DONE)なるのですが、
 下記の画像の場合、95.50から下がって95円の指値注文が成立したら(IF)
 96円の決済注文が有効に(DONE)なる
ということですね。↓
 イフダン


 これがリピートイフダンになるとこんなイメージ。
 イフダンを何回も繰り返す=リピートイフダンということですね。↓
 リピートイフダン


 また、トラップトレードはこんなイメージです。
 下記画像でいえば、現在値は94.80円にあるわけですが、
 そこから下がってきたら94.40以下の注文がかかるようにする、
 つまり待ち構えて罠にかける=トラップということです。↓
 トラップトレード


 そして上記のリピートイフダンとトラップトレードを組み合わせると、
 トラップリピートイフダンの完成
となるわけです。↓
 トラップリピートイフダン


 相場は通常下がっては上がり、そしてまた下がってというように
 数十銭から数円の幅で上下に波を描いて動くのが普通。
 さらにトレンドというものはなかなか明確には出来ません。
 もみ合ったり長い期間同じようなレンジで動くこともしばしば。

 このレンジで何度も同じような水準を行き来している時、
 さらに寝ている間もレンジでの変動が続いている時。

 レンジのここで指値買いして、ここで決済を繰り返し出来たらなぁ、
 という考えを実現してくれて、寝ている間でも稼いでくれる投資手法、
 それがトラップ・リピート・イフダン、トラリピ
なわけです。
 僕たち投資家にとってはとても有り難い仕組みと言えますね。

 トラリピ

 ただこのトラリピには、自分が設定していた水準から相場がはずれると、
 その分追加で設定をして追従するなど、微調整する必要
があります。

 そこでそんな投資家の要望を取り入れるべく開発されたのが、
 外為オンラインからリリースされたiサイクル注文
 設定水準からはずれても自動的に追従してくれるという、
 投資家にとってかなり嬉しい機能がついています。


 1.2 iサイクル注文の仕組み


 外為オンラインからリリースされたiサイクル注文
 トラリピ基本的な仕組みは同じです。なのでリピートイフダンという点では
 上記の画像と説明とまったく同じと考えておいて良いでしょう。

 ではiサイクル注文はトラリピとどの点が違うのか、
 これは先ほど書いたように、設定水準をはずれた際に
 自動的に追従してくれるという点です。

 ↓イメージとしてはこんな感じ。(クリックで拡大します)

 iサイクル注文の自動追従


 またiサイクル注文では、利益確定注文が設定されると同時に、
 損切り注文も必ず設定
されます。 これは損切り注文を入れるか入れないか、
 自由に選択できるトラリピと比較して大きな違いですね。
 (↓が取引画面。損切りレートも自動的に計算)

 iサイクル注文の損切り


 損切り注文が必ず設定されるという点については、
 特に初心者に大きなメリットがあります。

 あらかじめ自分で資金に対する注文量や設定値幅を計算して対処できる人は、
 トラリピでも良い
と思いますが、初心者など損切り設定の場所がわからない、
 計算出来ないという人にとってはiサイクル注文のほうがメリットが大きい
ですね。

 資金量に合わせて勝手に計算して設定してくれるのは有り難いですし、
 値幅や注文量を変化させると、どの程度安全性が変化するのかが
 画面上ですぐシミュレーションできる
のは良い点だと言えます。
 
 特に「変動想定幅」も、1カ月から1年まで「参考期間」を選択すれば
 自動的に最適な注文を計算してくれる
という便利機能つきなので、
 初心者の方でも、通貨ペアと投資金額を決めるだけという手軽さで
 リピート注文による資産運用をしていくことが可能というわけですね。

 参考期間の選択


2 iサイクル注文とサイクル注文の違いとは?

ではiサイクル注文とサイクル注文はどう違うのかという点について。
簡単に言うとサイクル注文はトラリピに近い投資手法と言えます。

iサイクル注文が相場変動に合わせて注文位置も自動的に調整されるのに対し、
サイクル注文は相場変動に合わせての調整機能がありません

その代わり損切り注文が自動的に設定されませんから、
自分で暴落目処を算出したり、資金に対して安全な設定を組める人は
資金管理や相場予想など、自分の考え方をいかせる余地があります。

それでいて最適な注文量などは自動的に計算してもらえますから、
トラリピがさらに便利になったようなイメージですね。
(↓イメージとしてはこんな感じ。クリックで拡大します)

サイクル注文


想定レンジから外れた場合は注文の調整や再設定が必要になりますが、
この点については、自分で調整できる余地があるほうが良いという方も多く、
サイクル注文でトラリピと同じ設定にして比較検証したいという場合も適しています。

また初心者の方がまず簡単に始めやすいiサイクル注文からスタートして、
少しずつ知識がつくに従って、サイクル注文も使っていく方法も良いですね。


3 トラリピ、iサイクル注文、サイクル注文のメリットデメリットを比較

ここまで見てもらうと、トラリピというリピート注文の仕組みが存在し、
それを発展させたような形でiサイクル注文、サイクル注文があるわけです。
それぞれが似たような仕組みであるため、ここで3つのメリット、デメリットを
項目ごとに分けて比較してみましょう。

 3.1 注文の自由度

  ・トラリピ○
  ・サイクル注文○
  ・iサイクル注文△

 注文の自由度については、トラリピ、サイクル注文が○評価。
 それぞれ注文位置から損切り注文の有無まで自由が効きます。

 iサイクル注文は△評価。損切り注文が自動で設定されますので
 自分で管理出来る方にとってはややデメリットがあると言えますね。

 一方で初心者の方にとっては損切りが自動設定されることはメリットなので
 評価としては×ではなく△としました。


 3.2 安全性の高さ

  ・トラリピ△
  ・サイクル注文△
  ・iサイクル注文○

 安全性の高さでは、損切り設定が自動的に入るiサイクル注文が○評価。
 トラリピ、サイクル注文も自分でしっかり資金管理が出来る方なら○になり得ますが
 中途半端な資金管理ではリスクが大きくなる可能性もありますので△としました。

 3.3 コストの安さ

  ・トラリピ×
  ・サイクル注文○
  ・iサイクル注文○

 正直トラリピはコストが高いです。システム開発と運用に費用がかかると思いますが、
 それにしても高く、往復1万通貨で1,000円前後かかるのは高すぎます。
 売り買い両方で手数料が乗ってくるわけですが、スプレッドに加算されるので
 他社のチャート上では約定したような値動きでも約定しないことも。

 その分同じ資金で回したときの運用効率は下がってしまいます。
 中長期的に影響を考えるとかなりコストは大きいので×評価としました。

 一方でサイクル注文、iサイクル注文は手数料が安いうえに
 リリース以降キャンペーンが行われており常に片道無料ですし、
 新規口座開設から最初の3ヶ月は往復無料といった具合に、
 投資家にとってはかなり有り難いコストの安さ。

 片道手数料無料
 3ヶ月手数料無料


 今までずっと続いているキャンペーンが無くなったとしても片道200円ですから、
 トラリピの半分で使えることになります。システムを開発運用するのに
 それなりに業者もコストがかかっているだろうという点も推測できますし、
 この仕組みを安いコストで使えるなら十分と思いますので○評価にしました。


4 最後に

トラリピで不労所得状態を作ろう、とはじめたリピート注文による自動売買。
微調整が必要ないぐらい、資金管理上安全な設定を組むことから始め
トラリピに加えてサイクル注文でも同じ設定で比較検証した結果、
毎月安定して利益がうまれる強力な土台となりました。

この比較検証では、同じ設定でも約定回数にかなり差が出ることがわかり、
トラリピと比較した場合圧倒的にサイクル注文のほうが有利ということが
実績を持って証明できましたし、かなり有意義な検証だったと思います。

※詳細は過去記事アーカイブで。日々の記事をさかのぼってもらうと
 毎日の約定結果が出ています。


今後も検証と研究を進めていきますが、中長期的に見た場合、
コスト面の差は利益の差という形でさらに広がっていくと思われ
トラリピを凌駕するサイクル注文の回転率と利益率には驚かされました。

トラリピでも不労所得状態を作るのに十分と思っていましたが、
利益率と安全性が両立されたサイクル注文とiサイクル注文は、
今後台風の目になるかもしれません。

トラリピもサイクル注文も今ではかなり有名で人気の手法ですが、
まだ使ったことがない方は、上記のメリットやデメリット、それぞれの違いを
実際に口座を作って自分で使いながら実感してみることをオススメします。

初心者の場合はiサイクル注文からスタートするのがおすすめですし、
ある程度経験のある方で、自動売買やリピート注文が初めての方も
まずは安全性が確保しやすいiサイクル注文からが良いでしょう。

その上で資金管理や損切りに対する意識がしっかりついてきた方、
あるいは既にその面では大丈夫という方は、トラリピとサイクル注文を
同じ設定で比較してみるのがオススメ
です。

既に自分の検証で明らかな差が出ていますので、資金的に両方は難しい、
という場合でしたらサイクル注文だけでも良いと思いますが、
自分で比較してみるとその差に驚くと思いますので、
余裕がある方は両方やってみることをオススメします。

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