■英BOE議事録&雇用統計、米CPI、住宅着工件数に注目!■NYで円買い、ドル買い。力関係は「リスク回避型」に【昨日の取引結果と今日のドル円・クロス円相場テクニカル分析】
昨日は夕方まで目立ったテクニカル変化がない状態で推移しましたが
NYにい入ってからは各国要人発言で動きが活発化して変動率も高くなり
アイルランドやギリシャ問題、そしてキングBOE総裁の追加緩和発言などで
徐々に「リスク回避型」の力関係へと変化する展開となりましたね。
火曜オープンからクローズまでの対円変動率を見てみると
USDが0.14%、NZDが-0.47%、EURが-0.58%、AUDが-0.68%、
GBPが-0.94%、CHFが-1.01%、CADが-1.06%となっていて
力関係は【JPY>USD>NZD>EUR>AUD>GBP>CHF>CAD】に変化。
金曜NYクローズから月曜クローズまでの主要通貨間の力関係が
【USD>CAD>AUD>NZD>CHF>GBP>EUR>JPY】でしたから
円が強い位置に変化した反面、前日強かったカナダが位置を落とし
ドルは強い位置をキープするなど、円軸、ドル軸の変化が見て取れます。
個人的には夜の相場で急落したポンドが短期・中期が下向きで揃い、
ショートには低リスクな状態となったため、乗り遅れながらも取引し、
1回の取引に2時間ほどかけて24,080円の利益。(取引の詳細は後述します)
今回は寝る前に動いたことに加えて取引に時間がかかったことで
効率の良い取引ではなかったものの、既に日本時間15時の段階で
トレーディングセントラルでは明確な売りサインが出ていたので
方向性については安心感を持って取引することができました。
また昨日の動きで各通貨のテクニカルにも変化が出ているので
今日も引き続き低リスクな通貨があるかどうかを確認しながら、
トレーディングセントラルを活用して取引する予定です。
今日予定されている重要指標・イベントは以下の通り。
今日は夕方に英国のBOE議事録と雇用統計を控えている上
夜には米CPI、住宅着工件数と重要度の高いイベント目白押し。
また昨日も円、ドルを軸とした動きが継続して出たことによって
またクロス円、ドルストレートのテクニカルに変化が出ているため
相場の状況を数値で把握したり、取引は必ず順張りにするなど
自分で消せるリスクは徹底的に消してから取引したいですね。
では続いて昨日の取引結果詳細と取引の根拠、
昨日の動きを踏まえたドル円の節目・テクニカル状況、
クロス円のテクニカル状況、今日のポイント等を書いていきます。
昨日の取引はポンド円でのデイトレ1回。
取引根拠・材料はいつもの基本戦略に従って以下の通り。
■GBP/JPY
・5分足・10分足ボリンジャーバンドのセンターライン割れ
・前日安値割れ
・トレーディングセントラルの節目分析の下値抵抗3である132.80割れ
・トレーディングセントラルの節目分析の下値抵抗2である132.25を決済目処に
・短期が明確な下向きになって、短期・中期が揃ったことで
テクニカル的にショートにはリスクが低い状態となったこと
・ 力関係において円が強い位置に変化していった反面ポンドは弱く
ポンド円ショートという選択肢が力関係上も低リスクであったこと
・日本時間15時の時点でトレーディングセントラルの売買戦略が
「短期で132.8 及び 132.25を目途に133.7で売り持ち」となっていたこと
(日本時間15時の時点で提示されていたチャート↓)
・レバレッジが3倍未満で資金管理上余裕があったこと
・決済は高回転取引の決済値幅目処である30-50pips ※
(過去8年間の自分の取引結果から導いた数値)
※ドル円の場合30-50銭はかなり確率が高いですが
70銭を越えるとたちまち当日決済可能な確率が下がりますので
僕は普段から各通貨で30-40銭程度のデイトレが多いというわけです。
昨日の取引は夜の相場におけるポンド円ショート。
まず力関係においては夕方頃まで目立った動きがなかったものの
時間がたつにつれてドルと円が強い位置に来る展開となっていました。
またこれまでブログやメルマガで書いていたように
円が単独で買われた場合に短期・中期が下向きで揃うのは
ドル円とポンド円の2種類で可能性があったのですが
ドル円はドルと円両方が強かったため回避。
またポンドドルにおいては、ドルが買われた場合は
短期・中期がまったく逆方向に行くためリスクは高く、
力関係、テクニカル両面でリスクが低いのはポンド円、
しかも方向性はショートと選択はしやすい状況でしたね。
あとは節目をクリアしていけば攻めやすいという状況でしたので
自分で出した「前日安値、132.50円、132円」という大雑把な節目を元に
トレーディングセントラルの節目分析をチェック。
するとトレーディングセントラルでは「132.8、132.25、131.5」
という表示だったため、念のため1312.80割れから攻めていって、
132.25付近では反発に注意しながら即引き上げられるようにしておき
そのまま131.50円まで行けば理想的、という形で取引前は考えていました。
ただ明確な下落の動きが出ることなくそのまま寝る前の時間に。
ここで今日は終わりかな、と思った途端キングBOE総裁発言で急落し
前日安値、日中安値をあっという間に割る展開に。
この時点で乗り遅れた感はかなりあったのですが
132.25であれば時間的にも値幅的にも到達の余地はあると判断し
急いで成行で参戦し、132.642ショートで7枚約定。
下落スピードが急だったことから、132.25もすぐ到達するだろう、
と乗り遅れながらも余裕をこいていた自分だったのですが
この後が上下動しながらじわじわ下がるという煮え切らない展開に。
ただ上昇しているわけではないので、無理に決済して撤退するわけにもいかず、
かといって目標まで到達するのにも時間がかかって寝る時間が削られ・・
という形で悶々と2時間過ごした後、ようやく132.30付近まで到達したので
一応自分の中での目標値幅を達成したということで成行で決済。
これが132.298で約定して取引を終える形となりました。
今回は取引中に悶々としたという意外に目立ったことは無かったのですが
トレーディングセントラルでは日本時間15時の時点で既に
「短期で132.8 及び 132.25を目途に133.7で売り持ち」でしたし
昨日のポンド円は高値が133.8付近、安値が132.2付近とドンピシャだったので
最初からこれだけ見て取引していれば・・・と思ってしまったことは否定できません(^^;)
ただ自分の過去8年の取引結果を振り返ってみると
やはり順張りでの勝率、利益率の高さは明確なので
今後もトレーディングセントラルと順張りの組み合わせで
リスク回避を優先しながら取引したいと考えています。
というわけで昨日の取引は
■10時時点のドル円短期・中期テクニカル、上下の重要節目
■ドル円のテクニカル面での重要ポイントと戦略
では続いて10時時点のドル円テクニカルですが、
昨日昼の分析時と変わらず短期は明確な上向きで
中期は下向きで上の抵抗帯上限に位置しており、
長期は下向きで継続しています。
上下の重要節目については昨日とほぼ同じ認識で
上の節目は第一目処が10/5高値の84.00付近、
第二目処が9/23高値の84.60付近と見ていて、
第三目処は8/19,20,9/16,17,20高値の85.80-90と見ています。
一方下方向は第一目処が11/15安値の82.40付近、
第二目処が11/10,12安値の81.60付近と見ていて、
第三目処が10/26、11/3,4,5,9安値の80.60付近と見ています。
※節目に関しては相場の推移によって刻々と変化していくものです。
上記に算出した目処は10時時点を基準に算出した数値。
細かく言えば毎秒変化するわけですが、それを追うのは大変なので
可能ならば半日に1度程度微調整するのが良いと思います。
昨日のドル円は高値安値で0.88%と前日に続いて変動はあったものの
終値ベースでは0.14%にとどまったため昨日と比べて大きな変化はなく
短期は上向きをキープして引けています。
また中期は下向きで継続も上の抵抗帯上限まで到達していて
現時点では短期・中期の方向性が揃っておらずリスクが高いものの
このまま上昇し続ければ中期が転換するかどうかが面白くなってきますね。
今後のポイントとしてはこれまでと同じく円軸、ドル軸の動きで
ここから円が力関係上強い位置をキープする展開となって
ドルが力関係上弱い位置へと変化していく展開となれば
短期はまたフラットになったり、勢い次第では下向きになります。
そして短期が下向きになれば短期・中期が下向きで揃うので
順張りショートには絶好のチャンスとなることに。
ただしこの場合には史上最安値が近く不安定になる可能性が高いので
早めに引き上げられるように少量をこまめに回したり
取引は必ず順張りにするなどしてリスクを限定したいところ。
逆にここから円が売られる展開に変化するとともに
ドルが力関係上強いをキープする展開になれば
短期は上向きのまま加速することになります。
そうなると短期・中期の方向性がバラバラで
目先は攻めるにもリスクは高い状態となりますが
円が大きく売られて上昇が継続し続けた場合は
中期テクニカルが上向きに転換するかどうかが次の焦点。
現在の位置からは最短でも1,2日で転換しうる位置にあるので
今週の攻防はかなり重要になりそうですね。
(このあたりの変化は日々のブログやメルマガで書いていきます)
個人的な基本戦略はこれまでと同じで
短期・中期が揃っていないため無理せず様子見しておき
短期・中期が揃うのを待って順張りで攻める考え。
また取引する際には必ず他通貨との力関係を見て
「同じ1取引をするならどのペアが最も低リスクか」
ということを考えて最も低リスクなものを選択。
そして今後も資金管理やレバレッジ管理をはじめとして
事前のシミュレーションに時間を徹底的に割いておき
自分の中で消せるリスクは完璧に消してから取引に臨みます。
■10月末NY終値で確定した長期的テクニカルの状況
※10月の取引結果まとめ&10月29日NY終値で確定したドル円テクニカル状況
→http://kawasefxken.blog71.fc2.com/blog-entry-1822.html
■火曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係
火曜オープンからクローズまでの主要通貨間の力関係は
【JPY>USD>NZD>EUR>AUD>GBP>CHF>CAD】となっていて
円が強い位置に変化した反面、前日強かったカナダが位置を落とし
ドルは強い位置をキープするなど、円軸、ドル軸の変化が見て取れます
この力関係も夕方以降の相場ではまた変化・加速していくと思いますので
引き続き力関係の変化を見ながら「どの通貨ペアが最も低リスクか」
ということを考えてシミュレーションしていきたいところです。
■10時時点のクロス円相場テクニカル状況
(昨日のFXメルマガ配信時の状態からの変化)
・ユーロ円短期=上向きから下向きに変化。上の抵抗帯下限に位置。
・ユーロ円中期=上向き継続。
・ポンド円短期=上向きから下向きに変化。上の抵抗帯下限に位置。
・ポンド円中期=下向き継続。上の抵抗帯上限に位置。
・スイス円短期=上向きから下向きに変化。
・スイス円中期=上向き継続。下の抵抗帯上限に位置。
・カナダ円短期=上向きから下向きに変化。上の抵抗帯下限に位置。
・カナダ円中期=下向き継続。上の抵抗帯上限に位置。
・豪ドル円短期=上向きから下向きに変化。上の抵抗帯下限に位置。
・豪ドル円中期=上向き継続。
・NZドル円短期=上向きから下向きに変化。上の抵抗帯半ばに位置。
・NZドル円中期=上向き継続。
10時時点のクロス円テクニカルは昨日の動きで変化していて
全体的に短期が悪化して下向きに変化しています。
そのため現時点でポンド円、カナダ円で短期・中期が下向きで揃っていて
ここからさらに円買いが加速して下落すればショートには絶好の相場となりますね。
逆にここから円が売られる展開に変化していくことになれば
まだ短期は比較的早い段階で上向きに戻せる位置にあるので
上向きになればユーロ、スイス、オセアニアは短期・中期が上向きで揃い、
順張りロングに有利な相場に変化します。
また今後円売りが強く出れば、中期がまだ上向きに転換していない
ポンド、カナダの中期も上向き転換の可能性が出てきます。
必要な日数は2,3日ですから今週末にかけては中期にも注目。
そして中期転換となれば、転換したのを見届けてから
ロング方向へと取引の舵を切って、なるべく少ない枚数で順張り、
かつ高回転取引を意識するなど、自分の中で消せるリスクは消して
相場の流れに乗っていくようにすると良いでしょう。
個人的には短期・中期が揃うポンド、カナダは
下落が加速すれば順張りショートで攻めていく考えで
その他は様子見して短期・中期が明確に揃うのを待って
揃った方向に順張りで攻めていく考え。
また攻める際には力関係をしっかり見た上で
最も低リスクなペアはどれか、ということを意識して
効率よい取引を心がけていきます。
それでは、今日も一日頑張りましょう!
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